様々な分野のテーマで一年間、地域に関して探究活動をしてきたことについて、各分野の代表グループが発表しました。

発表したグループのテーマは「環境」「福祉」「観光」です。

「環境」について発表したグループは、外来植物などが地域の環境に与えることや、人間と自然環境の関係性などについて、河口湖周辺の例を挙げながら発表しました。自然の生態系が崩れると、植物・動物・人間・自然環境全てに影響が及ぶことなどを丁寧に説明してくれました。

「福祉」について発表したグループは、「介護難民」に着目して、全国でも高齢化率の高い山梨県における高齢者福祉の問題点や、解決方法について模索する内容で発表をしました。

「観光」については、二つのグループが発表しました。

ひとつは、山梨の観光の現状を自分たちなりに分析し、その結果を考察しながら、観光客が山梨県に滞在して観光してもらえる方法や、外国人観光客が日本の何に魅力を感じているかを考察して、それを反映したバスツアーをしてみらたどうかなど、発想力豊かな発表をしました。

もうひとつの「観光」グループは、観光客誘致の方策として山梨の自然を生かした農業体験や、野菜の廃棄される部分を使って山梨ならではのお土産を作りや製品製作体験などを、観光資源にしてみようという内容でした。

どのグループの発表も、それぞれの現状と課題について、高校生なりの観点と発想で自由に考察していました。「へぇ～」「なるほど」「そういう事もできるよね」という発見のある発表内容でした。