Fujikawaguchiko High School KAWAKO

2020年12月16日カテゴリー:

1年生KIP 2学期後半

2学期中間試験以降に行われた『KIP(総合的探究の時間)』は、

「地域を知る」というテーマで、各分野の方々から講演をいただきました。

まず、10月14日は、小川校長先生から河高の歴史や教育方針等について、お話をいただきました。

今年は、コロナの影響で、入学当初に行われる「新入生オリエンテーション」がなかったため、

校長先生は、改めて高校とはどんなところか、高校でどのように何を学ぶかなどを含めて、お話しくださいました。

10月21日は、県立博物館から講師をお招きして、「山梨の歴史と人」をテーマに講演をいただきました。

10月28日は、昨年まで本校で社会科学部を指導されていた小佐野先生から、『郡内地域の苗字分布について』お話を聞きました。

 

11月4日は、写真家の外川様から、富士北麓地域の自然について、はく製や動物の骨・写真などを見せていただきながら、地域の豊かな自然を知ることができました。

11月11日は、山梨県立文学館から講師をお招きし『山梨の文学』についてお話をいただきました。山梨ゆかりの作家・太宰治について、山梨とのかかわりや略歴など様々な知識を得ることができました。

2学期期末試験を挟み、12月9日は野生動物の交通事故「ロードキル」について活動されている舟津様から、富士北麓地域の自然と野生動物との共生や、植物・動物を絶滅や事故から守る意味を高会陰いただきました。

そして、今日、12月16日、富士吉田商工会議所青年部から4名の方々に来校いただき、「働くこと」「地域とのかかわり」などについて、お話しいただきました。

㈱栄正社長の宮下様は、本校16期生で野球部だったということで、高校時代の思い出と共に、仲間や勉強の大切さ、そして「何をしたいのかをたくさん考えて、一つずつ実現してみようというポジティブな考え方」が、将来への希望になると話していました。

ちなみに、宮下様が「魚屋」になったのは、「海のない山梨県で、おいしい魚が食べられたらみんな喜ぶだろうな」と考えたからだそうです。

また、㈱まるやま社長の小林様は、自身の経験から、

「失敗は、失敗ではなく『経験』」

「小さなことでも、身の回りで足りないと感じることをどう解決するか考えよう。」

「人が喜ぶことは何かを、自分の身に置き換えて考えてみよう。」

など、高校生が将来を考える時に参考になる教訓を下さいました。

 

歴史・文学・自然・仕事など、自分が生きている地域や将来を考えるたくさんの学びがありました。

講演後は、毎回それぞれが感じたこと考えたことを、レポートにまとめて、学びを深めています。