Fujikawaguchiko High School KAWAKO

2020年11月18日カテゴリー:

いのちの大切さを学ぶ

7校時KIPの時間に「いのちの大切さを学ぶ」授業を行いました。

交通事故被害者遺族による、講演会です。

講師は、交差点の横断歩道を青信号で渡っていた6才の娘さんを、

右折してきた大型トラックに轢かれ亡くされた方です。

各教室でのテレビを通しての講演会でしたが、生徒は

被害者遺族の、心からの訴えに真剣なまなざしで聞き入っていました。

突然家族を奪われた喪失感や思い、どうにもならない「タラレバ」の念、

周囲からの、励ますつもりの言葉による「精神的なダメージ」、

加害者の罪が、あまりに軽いこと・・・・など。

遺族としての苦しみと、どうしたら事故はなくせるかを考えて活動していることなどをお話しくださいました。

交差点の信号を歩車分離式にするだけで、歩行者の安全は格段にあがるのに、

なかなか普及しないことも知りました。

被害者だからこそ知っていること・わかることを伝えることで、一人でも多くの命を助けることになるという思いで、辛い経験を語ってくださったことに本当に感謝します。

 

本校も自転車通学の生徒は大勢います。

また、車での送迎で通学している生徒も多くいます。

そうした中で、交通事故が起こらないよう、

送迎場所の指定や注意喚起などを行っていますが、

守られていない場面も見受けられます。

自転車も車の送迎も含めて、今一度、交通事故に巻き込まれない・起こさないために、

自分自身のこととして、お話を心にとめて生活していきたいと思います。

 

講演いただき、ありがとうございました。