Fujikawaguchiko High School KAWAKO

2022年9月15日カテゴリー:

第57回読書会

昨年はコロナ感染症のため中止になった、河高伝統行事の一つ『読書会』が二年ぶりに開催されました。

今回は「とんがり焼の盛衰」(村上春樹 作)を題材に行われました。参加者全員で作品の同じ部分を読み、感じたことなどを班ごとに議論したり共有したりしました。

班ごとのディスカッションのあと、各班の発表が行われました。少しずつ違ったり、うんと違ったりする発表を聞きながら作品を鑑賞しました。

班ごとの発表後、参加された先生方からもお話がりました。国語の先生からは「国語の教員をしていると、どうしても作品を分析したり、何か答えを求めたくなる傾向があるが、そうすると読書の楽しみも半減してしまうことも多いような気がする。本は、読んでそれぞれが感じたままに解釈していいものだと思うし、わからないことはわからないでもよくて「一体なんだろう」と思いながら読み進めるのが、楽しく本を読むことなのだと思う。」とお話ししてくれました。

図書館には、村上春樹さんのコーナーも設置されています。

これを機会に秋の夜長、本を一冊手に取ってみたらいかがでしょうか。思いがけず、好きになれるお話もありますよ。